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ジーンズを育てる楽しみを味わってください!

ジーンズ作りの過程

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皆さんなら、どの生地でジーンズを作りますか!?

7種類から4種類に絞った生地。

みなさんなら、どの生地でジーンズを作りますか?

ぜひ、私と一緒に悩んでみて下さい!(笑)

4つの生地について、整理します。

水を通していない、生の生地

左からB(13オンス)、C(13.5オンス)、E(14オンス)、G(15オンス)


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ミミの構造

B(13オンス)
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C(13.5オンス)
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E(14オンス)
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G(15オンス)
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タテ糸の断面

上からBCEG
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洗濯実験

 
真ん中B(13オンス)、下C(13.5オンス)
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真ん中E(14オンス)、右下G(15オンス)
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加工実験

B(13オンス)
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C(13.5オンス)
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E(14オンス)
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G(15オンス)
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ミミのアタリ感

左からBC
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左からEG
092503

皆さん、どうでしょう。
自分ならこの生地だ!というのを選べましたか?

生地のスペック

ここまで、あえて生地のスペックを聞かずにいましたが、私の中で、それぞれの生地に関する考えがまとまってきたので、
答え合わせのつもりで、生地屋のコレクトさんに問い合わせてみました。

コレクトさんの知識、こだわりが半端じゃないです。

回答がこちら。

B生地
規格は、 経7番、緯7番/打ち込み 64×44本/インチ間 13オンス
原綿はジンバブエで、茶綿を配合。
織テンションは通常程度
染色はピュアインディゴをやや濃色でロープ染色
茶綿の上からインディゴ染めしてるので、色落ち時にも少しだけですが茶が聞いてきます。
ムラの形状は他のジンバブエを歌うジーパンよりも大人しい形状をしています。

C生地
規格は、 経7、緯7番/打ち込み 62×46.5本 13.5オンス
原綿はメンフィス
織はややザラ感が出るようにしています。
1950年代のジーパンの色をイメージした色です。

E生地
規格 経7番、緯6番/打ち込み 64×46本 14オンス
基本的にはB生地と同じで、緯糸は茶綿の代わりに白綿を使ってます。

G生地
規格 経6、緯6番/打ち込み 62×44本 15オンス
USコットンを使った硬めの生地。
上3つは自然ムラといって、昔ながらのムラ形状の出し方でナチュラルなムラ感を出してますが、
こちらは量産型でコンピューター管理でムラ感出しているので機械的な色落ちになります。
色はインディゴに硫化染料で黒を足して濃色にしています。

<追加質問と答え>
・原綿のジンバブエとメンフィスのそれぞれの特徴、違いは?

ジンバブエは繊維長が長く、油分が多く、綿が白いので、ソフト、しなやか、光沢の有る生地になります。
メンフィスは一般的な繊維長で、ジンバブエよりは油分が少ないので、ラフでやや硬めの生地になります。
もっと柔らかいとか、もっと硬い綿は有るので、この2種を比較した場合は上記のような表現になります。

・茶綿は、何のために使う?

よくジーンズメーカーがジーパンの時代考察をしていますが、その考察の一つになります。
現在は綿づくりも技術が上がり均一な物を作れますが、昔は品質よりも量で有り、一つの綿畑にも、白綿と茶綿が一緒に出来ていました。今はもしできても茶綿は取り除かれますが、昔は気にせず混ぜていたのでは、、
昔の写真を見ても、白綿の中に茶綿がポツポツと生えており、それでは当時の再現で、というのがきっかけです。

・C生地のザラ感がでる織りとは、どんな織りですか?

ザラ感を出すのにも2通りあります。

1)経糸のテンションと、機の調整で出す方法
2)織機のリズムを狂わせてあえてランダムにテンションを変える方法

C生地は、1)の方法です。

まず弱テンションにしてからあとは機の調整でザラの具合を加減します。
機の調整は職人さんのカンなので、どこをどうしたら、、というのはすみませんが説明できません。
また織り前に糊付けしますが、それも硬めの物を使います。

・自然ムラ、昔ながらのムラ形状の出し方とは、どんなやり方ですか?

昔は、糸を真っ直ぐに引こうとしたけど、機械精度の問題でムラになっていました。

それを現代では技術的にムラを出すのですが、

1) 綿を撚る時の遠心力を利用してムラの強弱を付ける方法。

2) コンピューターでムラを設計して行う。

アナログかデジタルか、という違いなのですが。

コレクトさんのコットン、糸に対するこだわりは下記でも見られます。

JB0404 12.5oz African cotton brown mixed Tapered Selvage|Japan Blue


糸 YARN |Janan Blue
 

私の様な個人に、親切、丁寧、親身に答えていただいた、K本さん。
ありがとうございました。
本当に感謝しています。

皆さん、スペックを知ると、生地の見方が変わってきませんか?
改めて、上の沢山の写真を見てみて下さい。
気づいていなかった点があるはずです。

生地って面白いですよね。

究極のテスト

皆さん、一つの生地に絞れましたか?

自分ならこれだな~という生地が出てきたかかもしれませんね。
でも、頭の片隅に「穿いてみなきゃ本当のところは、分からないよ。」という方も多いはず。

そこで、こんな1st Test Sample Jeans を作りました。

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4生地を使って1本のジーンズにしました。

分かりづらいので、こんなシールを貼ってみます。(数字はオンス)
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右コシには、hands-on のラベルが。
このジーンズは、私と山口さん、縫製職人さんのアイデアを出し合って製作されました。
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左のコシには、1ミリ厚のミネルバ リスシオを自分で縫いつけました。
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細かく説明していくと
・前身頃に4生地使用
・後ろ身頃に4生地
・ベルトループに4生地
・ウエストベルトに2生地
・バックヨークに2生地
・前身頃の生地の切りかえしは、モモの付け根付近に。(モモのヒゲの出かたを見るため)
・後ろ身頃の切りかえしは、あえてヒザ裏の中心に。(蜂の巣の出かたの比較のため)
・身頃、バックポケットの切りかえしの縫い合わせは巻き縫いです。(パッカリングの表情を見るため)
・サイドは耳使い。(ミミのアタリの出かたの比較のため)

写真でもご確認ください。
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こうして、1本のジーンズにして穿き込むことは、究極のテストになると思います。

生地の質感、硬さ、ハリ、タテ落ち感、シワの付き方、シワの定着具合、白地の出かた、青のグラデーション・・・。

皆さんの選んだ生地は、どんな表情を見せるでしょうか?

この1st Test Sample jeansの色落ちレポートをお楽しみに!!

※このジーンズは、あくまで4生地のテスト用のジーンズです。
2nd サンプルジーンズでは、本番生地、本番仕様のジーンズを作る予定です。
私の手持ちのヴィンテージ501XXをベースにしたものです。

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