デニムとシルエットを選ぶだけの、シンプルなオーダージーンズです。
Custom bridgeのシンプル版とお考え下さい。
クイックオーダーでは、選べる仕様をデニムとシルエットだけに絞り、その他はbridgeの定番仕様になります。
まとめて同じ仕様で作る事で生産性を上げ、その分、価格を抑えて25000円+税という低価格にしています。
このため、カスタムは一切受付不可となります。ご理解よろしくお願いいたします。
bridge クイックオーダーの概要
- 受注生産
- 価格:25000円+税
- オーダー方法:ウェブストアよりご注文。
- デニム:5種類。
01デニム、02デニム、70sデニム、47デニム、DB22デニム - シルエット:4種類。02シルエット(ワイドストレート)、04シルエット(テーパード)、05シルエット(レギュラーストレート)、06シルエット(スリムストレート)
- サイズ:W26,(27),28,29,30,31,32,33,34,(35),36,38,(40) ※02シルエットは()サイズがありません。
- Non wash(未洗い状態)での販売
- 縫製:Shingo( denim bridge運営者 )
- 仕様:キバタのセルビッチデニム、革パッチ、レーヨンタブ、ボタンフライ、打ち抜きリベット、隠しリベット等
オーダー方法
受注生産品です。受注生産用のウェブストアよりオーダーできます。
納期を設けているので、ご確認の上ご注文下さい。
カートを進むと備考欄が出てきます。
この備考欄に 「デニムの種類」「シルエット」「ウエストサイズ」 を明記してください。
例:「DB22デニム、ワイドストレート、w34」
※カスタムは一切、受付不可です。
選べるデニム
Custom bridgeと同じなので、以下のリンク先をご参照ください。
選べるシルエット
Custom bridgeと同じなので、以下のリンク先をご参照ください。
クイックオーダーでは、スソ幅カスタム等のシルエット変更は受付不可です。
基本仕様
製作環境
denim bridge運営者(Shingo)が製作。
場所は、2018年10月にオープンした活動拠点「DENIM-BASE」
原反を裁断し、縫製、仕上げまで全てここでやっています。
製作のこだわり
ジーンズが色落ちしていった時、いかに立体感のある表情にするのか。
糸の選定からミシンの調整、テンション、手加減に至るまで、全てに留意して製作しています。
<巻き縫い部分>
パッカリングが出るように
<インシーム>
立体感が出るように
<アウトシーム>
縫製糸のアタリを出す
<隠しリベット部分>
表に隠しリベットのアタリが出やすいように
フロントボタンのアタリ
ボタンフライ仕様です。
穿き込んだ際に、表にアタリが出やすい形状のボタン。すり鉢状で背が高いです。
ベルトループ
幅が広めで中盛りを強く出した仕様。
コインポケット
コインポケット口に耳を使っています。耳のチョイ見せ仕様。
<耳のアタリ例>
バックポケットの外周ステッチ
フリーハンドで軽くカーブさせて縫っています。
縫うピッチを広めにしてパッカリングが潰れないようにしています。
参考までに、マイクロピッチでパッカリングが潰れた例をご覧ください。
外周ステッチには、更にこだわりがあります。
角に注目してください。
糸が切れてポケットがめくれがちなこの部分は、ピッチを細かくすることで強度を上げています。
途中でピッチを変えるのは手間がかかるのですが、全体のパッカリングは出しつつ丈夫に、という欲張り仕様にしています。これを工場に頼んだら断られるでしょう。
負荷のかかるバックポケット口の脇も同様に細かいピッチで。
返し縫いで更に強度アップ。
小股
太番手の糸で強度を持たせる。
ヒヨクのとんがりステッチ
ヒヨクとは、ボタンホールが空いているパーツです。
ヒヨクを留めるのに私は、縫い下りて、そのまま縫い上げます。
そうすると、こんな感じでとんがりステッチになります。
太番手の小股ステッチと、とんがりヒヨクステッチの組み合わせ。
良い感じだと思います。
腰脇のステッチ
太い糸で力強い印象に。
縫い終わりは返し縫いをせずに、裏側で縛ってほつれ止めをしています。
見た目がきれい。
経年変化を楽しむ仕掛け
革パッチ
デザインは、bridge brothers。
イタリア産の高級皮革「ミネルバリスシオ」を使用。色はイエロー。
本来、財布やバックなどの革製品に使われるものですが、ジーンズに縫いつけると、独自なエイジングを楽しめます。
経年変化が激しい革なので、日光や傷から守る為、遮光布で覆っています。
なるべく無垢な状態でお届けするので、遮光布をはがした瞬間からエイジングをお楽しみください。
<革パッチのエイジング例>
革パッチに関して詳しく知りたい方は、古い記事ですが以下のリンク先の”ポイント1.「革パッチのエイジング」”項が参考になります。
トップボタン
鉄素材で作ったオリジナルボタンです。
表面に薄くニスをかけてあるので、すぐには錆びませんが、剥げた部分から錆びてくるでしょう。
<錆が出始めた例>
ステッチ
デニムだけではなくステッチの色落ちも楽しめるように、ほとんどの部分を綿糸で縫製しています。
橋をイメージした飾りステッチは、綿糸の2色使いで。洗い込んでくると、色が抜けて2色の差がなくなってきます。
<色が抜けて色の違いが分からなくなった例>
巻き縫い部分も2色使いです。
糸抜けの跡
飾りステッチのピッチを細かくする事で、切れにくくしています。
デニムが色落ちするまでは、なるべく切れないように。
切れる頃にはデニムが色落ちしてるので、ステッチの跡が残る仕掛けです。
<ステッチ跡が残った例>
レーヨンタブ
レーヨン素材の白タブ(ピスネーム)が、バックポケットに付きます。bridgeの文字入り。
洗うと、丸まったり折れたりしてきます。
<洗い後の例>
リベット
銅色の打ち抜きリベットです。
最初はピカピカですが、経年変化で色がくすんできます。