ミネルバ リスシオで唯一気になっていた点は、硬さ。
その点をクリアーするために、もともと1.6ミリあった厚さを1ミリに漉いてみました。
漉いている様子は、「エムピウさんで、革パッチ、刻印の打ち合わせをしてきました。」で見られます。
デニムの上に並べてみても、なかなかいい感じです。
この写真の上下に並んだ革。
実は、同じミネルバ リスシオです。
上は、室内に放置していたものを布でこすったもの。
下は、20日間、窓際で日光浴させたものです。
このこすった革の艶感、すごくないですか!?
こする事で、表面に脂分を出し、その脂を伸ばし広げてコーティングしています。
汚れが付きにくくなったり、水に強くなるのではと期待しています。
実際にジーンズに縫いつけて、1回洗った後の写真です。
乾いた後、30秒ほど布でこすって撮影しました。
さらにもう1回洗った後の写真です。
同様に乾いた後、少しこすって撮影しました。
どうですか、この質感!?
艶感は健在です。
私、この1ミリに漉いたミネルバ リスシオに、ぞっこんです。
実物を見たら、きっと、皆さんも惚れますよ。
今後は、ジーンズを穿く→洗う→布でこする、を繰り返して、経年変化を見ていきます。
いつか、脂分が抜けきるとは思いますが、その時はこの革がどんな表情になっているのか、まったく未知なだけに楽しみです。
破れて取れてしまう事だけが心配です・・・。