タテ糸のインディゴの染まり具合を調べてみます。
※以下、すべて私の考察で、正解かどうかは分かりません。
色の濃い薄いではなく、インディゴが糸の芯に向かってどのように染まっているのか。
例えば、
ごく表面だけ染まっていて、すぐ真っ白になっていれば、ジーンズにした時、色落ちの進行が速そう。
芯に向かってじわじわ染まっていれば、グラデーションがキレイに出るジーンズに。とか。
生地の断面を写真に撮ったのでご覧ください。(順不同)
う~ん。
僅かにそれぞれ違うような・・・。。
上から、ABCDEFGです。
表面の色味、芯に向かってジワッと染まっているもの、途中から染まり具合が変わらないもの、表面の濃さが際立つもの、芯白のはっきりしたもの・・・。
かなり違いがありますね。
異常に面白い。
個別に見ていくと、
A は、糸が細くて、芯が真っ白ではない?
B は、やや糸の太さにムラがあって、芯に向かってじわじわ色が入っている?
C は、糸の太さが均一で、芯に向かってじわじわ色が入っている?
D は、緑ががった色。
E は、表面だけ青くて、すぐに白くなっている?
F は、糸の太さにムラがあって、ややじわじわ色が入っている?B に近いけど、少し白地がクッキリしているような。
G は、色が黒みがかっていて、表面の濃い部分が大きい(厚い)
切り出した部分によって上の結果・考察は変わってくるかもしれませんが、いい勉強になりました。
生地の表面だけを見ていては、絶対に分からない事です。
この断面を見て、色落ちを想像するのは楽しい作業です。