まずは、ここまでのテストの流れを確認するために、以前の記事をご覧ください。ぜひ!
革の着用テスト
革の着用テスト・2
レポート初回は洗濯4回。レポート第二回は洗濯10回。
そして今回は洗濯30回です。
どれだけ変化したのでしょう!?
結果をご覧ください。
ミネルバ リスシオ
色味の変化は、やはり凄いですね。
赤っぽく変化してきました。
ここまで洗いこんでも艶っぽさが残っているのは、脂分を多く含んだ革だからでしょう。
写真では伝わらないですが、洗うにつれて硬さがでてきました。
もう少し、しなやかな方がいいかも・・・。
ベルギー産ヌメ
この革も色の変化が激しいです。
少し、くすんできた感じです。
ミネルバ同様、洗いこんでも艶っぽさが残っています。
ミネルバほど硬くならず、軟らかさを保っています。
バッファロー
もともと赤っぽかった色が、少し抜けてきた感じ。
表面はパサパサ。乾燥した感じです。
皆さんならどの革にしますか?
私の考えでは、
バッファローはボツ。シボ感はいいんですがパサツキ感が気に入りません。
ベルギー産ヌメは、かなり良い。色の変化、艶、軟らかさと、とてもバランスが良いのですが、表情がノッペリなのが残念。
ミネルバ リスシオがベスト。この変化の幅の広さ、艶感、豊かな表情(擦れる部分擦れない部分に違いが出る)は最高です。
ただし、硬さが気になります。
というわけで、今後はミネルバ リスシオ採用の方向で、進めていきます。
気になる硬さをクリアーするために、1.6ミリあった厚さを1ミリに漉いて、さらに着用テストを続けてみます。