bridge 穿き込み0時間と1000時間の比較

Language Switcher

bridgeの穿き込み0時間(ノンウォッシュ)と1000時間を比較してみます。
※製品版はワンウォッシュです。
※穿き込み1000時間のものは、最終サンプルジーンズなので、製品版と全く同じではありません。

ジーンズの経年変化って、本当に魅力的です。

それでは、ご覧ください。

隠しリベット付近

IMG_7403

IMG_7400
膨らみが強く、アタリが付きやすく糸切れも起きやすいです。
この部分はハンズオンの山口さんと頻繁にやり取りして、ようやく形にしました。
山口さんとSPYの金谷さんは、「面倒くさいな~」と感じたに違いありません(笑)

バックポケットの外周

IMG_7410

IMG_7409
パッカリングが出やすいようにステッチングを調整。
パッカリングフェチの私としては、この部分についつい目が行ってしまいます。

バックポケットの飾りステッチ

IMG_7408

IMG_7407
縫製糸の変化に注目。
洗濯・摩擦によって糸がほぐれて色が抜けています。
2色使いのはずが・・・。
縫製糸もデニムと同様に色落ちを楽しんでください!

ピスネーム(タブ)

IMG_7406

IMG_7405
白地に白文字の白×白タブ。
下地と文字の繊維素材が違う為、ヤレるほどに文字が浮かんできます。
この効果は狙って出したわけではありません。
嬉しい偶然です!!

ベルトループ

IMG_7429

IMG_7428
やや中央部が盛り上がった縫製。やや盛り。
ラッパによる強制中盛りではなく、職人さんの手加減等により盛り気味に。
アタリはマイルドです。

ウエストの帯

IMG_7427

IMG_7426
ここを気にする方は少ないかもしれませんね。
折り込まれた生地が洗濯を繰り返す事でヨレてきてアタリが付いてきます。
穿き込み1000時間ではまだまだ。

フロントポケット口

IMG_7424

IMG_7425
アタリはまだまだですね。
縫製糸のほぐれ、色抜けは始まっています。
摩擦頻度の差から、ダブルステッチのポケット口側から色落ちしていくはずです。

コインポケット

IMG_7422

IMG_7421
コインポケット口にミミがくる仕様。
ミミのアタリがしっかり確認できますね。
外周縫製のパッカリングもいい感じ。

革パッチ

IMG_7418

IMG_7419
経年変化の激しい高級皮革「ミネルバ リスシオ」を使用。脂分を多く含んでいる革です。
この質感を生かすため、装飾は最低限にとどめてbridgeの焼印のみ。
遮光布でマスキングして、極力、無垢な状態でお届けします。
デニムと共に、革の変化もお楽しみください!

ヨーク

IMG_7414

IMG_7413
ヨークの巻き縫い部分。
2色使いですが、穿き込むほどに色の違いがなくなっていきます。
「ここ見て! 同じ色に見えるでしょ。最初は違う色だったんだよ。」「あ~、そう・・・」
カミさんと私の会話(笑)

バックポケット

IMG_7412

IMG_7411
飾りステッチの楽しみの一つ。糸切れ。
カミさんと私の会話。「ここ、切れてきちゃったよ~」「・・・」
無視・・・。だよね(汗)

フロントボタンのアタリ

IMG_7431

IMG_7430
ボタンの位置が分かりますよね!

トップボタン

IMG_7433

IMG_7432
こげ茶単色だった表面が、凸部から剥げて真鍮色が出てきました。

インシーム

IMG_7438

IMG_7435
内股を合わせるステッチ、表からの押さえのステッチの番手、ピッチ、幅にまで気を遣っています。
少しでも、表情が出るように。

アウトシーム

IMG_7441

IMG_7440
ミミのアタリがしっかり出ています。
徹底的にやった生地選びの成果の一つです。

生地のアップ

まあまあ擦れた部分

IMG_7445
IMG_7444
不規則に出たタテ落ち。
タテ糸のムラの強い部分(太い部分)から色落ちし始めています。
このタテ落ち感は絶妙。

けっこう擦れた部分

IMG_7446
更に擦れることで、タテ糸のムラの弱い部分(やや細い部分)まで色落ちして、タテ落ちが繋がってきています。

内モモ

IMG_7449

IMG_7448
ヒゲはきちんと出ていますが、濃淡クッキリとはいきませんでした。
洗濯を35回もしているので・・・。
皆さんの穿いたbridgeで、バリバリに出たヒゲを見るのが楽しみです!

耳生地

IMG_7451

IMG_7450
最後まできっちり綾織の耳。
ポイントは、最後まで「」綾という点。
私が所有するリーバイスのビンテージは皆、最後まで右です。
レプリカでは、最後だけ左綾になる生地が、かなりあります。皆さんお手持ちのジーンズをチェックしてみて下さい。

耳の端

IMG_7453

IMG_7452
生地の端が巻き込んでいるのが分かりますか?
この「巻き込み」が、ミミのアタリに大きく影響します。
bridgeの耳のアタリがキレイに出るのは、この生地の特徴によるところが大きいです。

私の研究では、最後まで右綾の生地が最も「巻き込み」を起こしやすいです。
「巻く」条件は他にもいくつかあって、偶然によるところもあります。
(※最後が左綾になっていてもアタリの出やすい生地もあります。)
なので、ジーンズにした時に巻きの強い部分と弱い部分が出て、アタリにも強弱が現れます。

実は、均一な巻き具合の生地もありました。
しかし、bridgeではそれを選ばず、巻きやすいけど均一ではない生地を選びました。

穿き込み初期では、巻きの強い部分から色落して、いずれは上から下までつながるでしょう。
でも、ミミのアタリのラインは、キレイな直線にはならず、少しいびつになるはずです。

ここまで考えて生地を選んでいます。

こだわりが過ぎますかね・・・。

まとめ

この色落ちサンプルは、夏場に穿き込んだこともあり、洗い過ぎました・・・。

ジーンズの魅力がぎっしり詰まったbridge
皆さんの穿き込んだbridgeは、これよりもっともっとカッコ良くなるでしょう。

色落ちサンプルを今から募集します!

リリース前ですが(笑)

販売中!

裁断済みだったジーンズ達の販売

クイックオーダー

ウェブストアにてbridge クイックオーダー(4月下旬発送予定分)を販売中です。

現在選択可能なデニムは、DB22デニムと70sデニムのみです。

デニムジャケット

ウェブストアにて、denim bridge Denim Jacket <1st Type><DB22デニム>(4月発送予定)を販売中です。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • Bridgeデニムの色落ち検証、読ませていただきました。
    細かい部分までこだわり抜いたんですね。Shingoさんすごい!
    セルビッジの巻きによって耳のあたりに影響するんですね。巻きの意味が少しわかりませんでしたが、端がそれて耳が生地にあたり摩擦によって耳のラインが色落ちすることなんでしょうか?知らなかったです(笑)
    たくさんジーンズを穿いてきたShingoさんのこだわりがBridgeに反映されていることがわかって興味深かったです(^-^)

    • Tomさん、いつもコメントありがとうございます!

      bridgeは、めちゃくちゃ拘りました。
      デニムバカらしく(笑)

      ミミの端がまるまると、表の色落ちにモロに出ます。
      自作用の生地を買う時に、チェックしてみて下さいね!
      将来的には、お尻とワタリに弛みのないジーンズも作ってみたいです。
      Tomさん好みの(笑)

クリックできる目次