Yさんのbridge 1st がリペアで帰ってきました。
リペアが必要と言う事は、壊れているわけで、本来は好ましくないはずです。
しかし私的には、お客様の穿き込みを感じられることができて、嬉しくなったりします。
不謹慎ですね(笑)
Yさんのbridge 1st の写真を撮らせてもらったので、ご覧ください。
着用データ
- 着用時間:毎日20時から朝まで。休日は1日中。
- 洗濯:汚れが気になったら、アタックで表向きのまま
写真
全体
ヒゲ落ちはまだですが、耳や裾のアタリから、洗っている感じが伝わってきます。
ウエスト、バックヨーク、バックポケットのパッカリングで出ていますね。
腰周辺
革パッチ
乾いた感じです。このままでもよし、擦って艶を出してもよし、オイルを入れてもよし。お好みで育ててやって下さい。
隠しリベットのアタリ
まだこれからです。
ピスネーム
白い下地に白文字の為、読みづらいです。穿き込むにつれて文字が浮かび上がってくるはずです。
バックポケットの外周
いい感じのパッカリングが出てきそうです。
バックヨーク
巻き縫いステッチの2色使いが、まだ確認できます。穿き込み洗い込む事で、色の違いが分からなくなります。
コインポケット
耳のアタリの兆しが。
モモ周辺
耳のアタリが出てきています。
スソ
すんごく、キレイで見とれてしまう色落ちです。理想的なウネウネ具合。
リペア箇所
最後になりますが、リペア箇所です。
小股のステッチ切れです。
上糸が残っているので、表から見ると大丈夫ですが
開くとこんな
bridge 1stと2ndは、この部分が弱いです。製作する際に参考にした60年代のリーバイス501XXの通りに縫製を再現している為です。具体的には、細い糸でひと筆縫いになっていて、強度が低く切れやすいです。
(2ndの新バージョンでは、強度を出す仕様に変更します。)
リペア後の写真がこちら
brdigeのリペアですが、私の出来る範囲なら無料で行います。仕上がりは、無料レベルです。
リペアのご相談は、メールで写真を添付してもらうと助かります。
なるべく頑張りますが、私では厳しい場合は、お客様各自で、業者にあたってもらう事になります。
brdigeは、作りに癖がある為、bridgeを知り尽くしているhands-onさんがベストだとは思います。
余談ですが、ヴィンテージジーンズを愛用する人の中には、フロントボタンの一番下は外さない、という人がいるそうです。
小股のステッチが切れやすいのを知っているんですね。
なるほどっ!
最後に
久しぶりに、Yさんのbridgeに会えて、よかったです。
リペアもしましたし、これで心おきなく、洗濯・穿き込みできますね!
ありがとうございました。
shingo