革パッチがお客様の目に触れるまで

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bridgeの革パッチがお客様の目に触れるまで、どんな工程を経ているのか、順番でご紹介します。

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1.革の抜き出し

まずは、エムピウさんで革を四角に。

元は、大きな一枚の革。

これをbridge用に作った型で抜きます。
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この時点での革の厚みは、約1.6ミリ。経年変化や硬さなどを考慮すると、ちょっと厚すぎるので、この後、薄くします。
参考:革パッチ・ミネルバ リスシオ1ミリ厚(洗濯7回、着用100時間)

2.革漉き

四角く抜いた革を薄くする為に、浅原革漉所に持ち込みます。
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1.6ミリを1ミリまで薄くします。右手に持っているものは、厚みを精密に測る為の計器。
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動画も撮ったのでご覧ください。厚みを確認しながらの丁寧な作業が伝わると思います。

革を薄くしたら、こんどは刻印を入れます。

bridgeの刻印入れ

田中箔押し所さんに革を持ち込んで「bridge」と焼印を入れてもらいます。
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こんな機械で文字を焼き入れます。
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上に刻印をセットして、レバーを下げてグ~ッと下の革に押しつけます。
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革の厚みが1ミリととても薄いので、力加減が難しいです。力を強く入れ過ぎると抜けてしまうし、弱すぎると文字がしっかり出ない。焼くので当てる時間も気を使うと思います。長く当てるとと焦げて文字が割れたり、短いと文字が薄くなる。
この作業は、エムピウさんで自分でやった事があるので、難しさがちょっと分かります。
参考:革パッチに焼印を
結局、プロにお願いするのが一番です。

ここまでやって、革の仕上がりはこんな感じ。
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この革ですが、本来、エイジングを楽しむ財布などに使われるものです。経年変化が激しく、日焼けも起こしやすいので、紙にくるんだ状態で箱に入れて保管しておきます。
そしてそのまま、縫製現場へ送ります。

ジーンズへ縫い付け

bridge 3rdの縫製はDouble Volante(ダブルボランチ)の國吉さんが担当。
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丁寧に針を落としていきます。
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きれいな革に綺麗なステッチ。最高です。

サンプルを縫ってもらった時の動画もあるのでご覧ください。
國吉さんが初めて縫う革なので、針の進み具合を確認しながら、じっくり縫っています。

遮光布で覆う

経年変化を最大限に楽しんでもらいたい、という想いで、遮光布で覆うアイデアを思いつきました。
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こうする事で傷や日焼けを防ぎ、なるべくスッピン状態で皆様へお届け。
穿き込む方が、遮光布を外した瞬間からエイジングがスタートする。そんなイメージです。

どう育てる?

一見、シンプルでなんって事ない革パッチですが、実はこれだけ職人さんの手間と技術、そして工夫が詰まっています。

後は、穿き込む方の育て方次第。日光浴させてもよし。柔らかい布で擦って艶を出してもよし。オイルを入れる方もいますし、何も気にせず洗いこんで、乾いた質感にする方も。

デニムの色落ちと同様に、革パッチの成長も楽しんでいただければと思います。

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