穿き込むほどに、表情が豊かになっていく様は、私をドキドキ、ワクワクさせます。
bridgeのサンプルジーンズをたっぷり穿き込んだので、色落ちをレポートします。
穿き込みデータ。
- 着用時間:1876.5時間
- 着用環境:肉体労働
- 洗濯回数:38回
- 洗濯方法:洗剤あったりなかったり。洗濯機で裏返したりしなかったり。
夏をまたいだので、めちゃくちゃ洗っています。
まずは、未着用、フロント。
スソに向かって緩やかにテーパーしていくシルエット。
着用後、フロント。
キバタのデニムらしく、脚がねじれて左足のミミのラインが正面に出ています。
モモとヒザ周りのヒゲが、バランス良し。
ゆとりをもって穿いているので、コシ周りのシワクッキリ感はいまいち。
これはウエスト30インチですが、次は28で穿いてみるつもりです。
着用前、バック。
遮光布で覆われた革パッチ。
大きめでやや高い位置に付いたバックポケット。
着用後、バック。
ウエスト、バックヨーク、バックポケットのパッカリングが美しい。
沢山、洗ってますが、ヒザ裏の蜂の巣もキチンと出てます。
ヒザ周りのヒゲとミミのアタリ。
生地の良さが伝わりますか!?
バックポケットのダメージ。
擦れるところから色落ちして、ステッチも切れていく。
この過程を楽しみたくて、飾りステッチを入れているようなもんです。
もともとステッチが走っていた事を示す、インディゴブルーのライン。
これが出るように、飾りステッチのピッチをやや細かくして、切れにくくしています。
デニムがある程度色落ちしてからステッチが切れるように。
私の場合はハードに穿いていたので、切れるのが早すぎ。
隠しリベット部分。
リベット、縫製方法を工夫することで、膨らみを持っています。
ちょっとしたこだわりの積み重ねが、ジーンズ全体の表情を豊かにします。
タブ(ピスネーム)
白の下地に白の文字のピスネーム。
新品時は読みにくい文字。穿き込むほどに浮かび上がってきます。
経年変化のお楽しみポイントの一つ。
バックポケットの外周縫製。
パッカリングが出やすいステッチングにしてあります。
綿糸の色が抜けていて、いい雰囲気。
巻き縫い部分。
縫製糸を2色使いにしていますが、色が抜けて色が近づいてきました。
革パッチ。
最高の質感。
ウエストの帯とヨークの巻き縫い部分のアタリが付いています。
モモ裏の色落ちがフラットな部分。
自然なタテ落ち感が伝わりますよね。
いい生地です。
モモ前の部分。
ここまで色落ちしても、自然なタテ落ち感は残します。
ホント、いい生地です。
ヒザ裏。
洗濯乾燥後の撮影で本来フラットですが、立体感があります。
生地が、ジーンズが、着用によるクセを完全に記憶しています。
トップボタン。
凸部が擦れて真鍮色の下地が顔を出す。
フロントボタンのアタリ。
アタリが出やすいようにボタンをセレクトしました。
コインポケット。
ポケット口にミミがくる仕様。
アタリで、ミミが存在を主張しています。
外周のパッカリングも良し。
コシのヒゲ。
モモのヒゲ。
ビンテージのXXを彷彿とさせる耳。
ベルトループ。
ラッパの形状による強制中盛りではなく、職人さんの手加減で中盛り気味に。
このジーンズ「bridge」でジーンズの経年変化の魅力を存分に味わってみて下さい!