bridgeのファーストロットの縫製が完了しましたが、洗いの工程に入る前に製品のチェックをしました。
万が一、修正点があった場合、洗う前の方が直しやすいかと。
※製品は工場ワンウォッシュです。
結果から言いますと、修正なしで全く問題なかったです。
私の細かい指定をここまで再現していただき、感激しています。
hands-onの山口さん。SPYの金谷さん。本当にありがとうございます。
嬉しくて、ダダッと写真を撮ったので、ご覧ください。
全体
・前
未洗いの状態なのでレングスがかなり長いです。
バックポケットの位置、バッチリ。
・前
脚のラインがなかなかキレイです。
未洗いなのでネジレなし。
隠しリベット部分
狙い通りポッコリしています。
リベットの種類・打ち込む位置、生地の折り込み方・折り込む順番、縫い方、縫う順番。
すべて工夫しています。
コインポケット
位置をサンプルの段階で何度も修正しました。
イメージ通りの位置で「ほっ」と一安心。
ピスネーム
バックポケットの飾りステッチ
打ち合わせ通りのバランス。
パッと見シンプルですが、縫ってみると意外にややこしいんです。
実は、ステッチラインの重なりが複雑。
どうやって、こんなにキレイに縫うんだろう?
バックヨークの巻き合わせ部分
ベルトループ
やや盛り仕様。
ハッキリした中盛りではなく、やや盛り。
ラッパに頼らず、職人さんの加減などで盛り気味にしてもらいました。
私がチェックしたこのジーンズは、5本付くベルトループが均一ではなかったです。
穿き込むと、それぞれ違った表情を見せるでしょう。楽しみ!
フロントトップボタン
打ち抜きリベット
UNIVERSAL刻印。
打ち抜かれて飛び出したデニム。やっぱこうでなくっちゃ!
フロントボタン
denimbaネーム
V字ステッチ
吊るしの写真
早く穿きたくなってきました(笑)
どれだけ縮むのか
bridgeの最終サンプルと重ねて撮影してみました。
※最終サンプルはスソ上げしているので、レングスは参考になりません。
洗うとかなり縮むのが確認できます。
ねじれ具合もよく分かりますね。
今後
以上、ごく表面的な部分だけご紹介しました。
もっと伝えたいこだわりが沢山あるんですが、膨大な記事になってしまうのであらためて。
現在の状況ですが、サンプルチェックが済んだので、洗いの工場にまわす手配をしていただいています。
そして洗いが終わったら、革パッチの縫い付け、遮光布でのマスキング(革の日焼けなどの保護用)をして完成です。
bridgeは、生地・糸の選定、縫製などを工夫することで洗い込んでいった時に凹凸感が出るようになっています。
パッカリングがいい例です。
裏を返すと、生地や縫製糸に負担がかかりやすいという事。
工場によるワンウォッシュで、多少のダメージが付くかもしれません。
心配だ~・・・。