2nd Sample Jeansを作るにあたって、本番生地の縮率を調べてもらいました。
縮率が出ないとパターン(ジーンズの型)が作れない。
当然ですね。
この縮率の出し方ですが、私の考えは浅かったです。
適当な大きさに切りだした生地を測っておいて洗濯乾燥。そして再計測。
この程度の認識です。全く深く考えていない・・・。
実際には、どんな工程なのか?
職人さんに教えていただきました。
・まず、製品(ジーンズ)を1washする時と同条件で生地を洗濯乾燥する。
当たり前だろ、と思う方も沢山いるとは思いますが、こんな事すら私は考えていなかった・・・。
その条件とは?
・洗濯時の水の温度は。時間は。洗剤の有無は。種類は。すすぎの温度は。時間は。脱水の時間は。方法は。乾燥の方法は。時間は。などなど。
言われて見ると、洗濯乾燥と簡単に言っても、ノウハウの塊ですね・・・。
ここまできっちりデータを取る事で、正確な縮率、そしてきちんとした製品(ジーンズ)が出来上がるんですね。
こうして出た、本番生地の縮率は、タテ9.5% ヨコ5% です。
ここまで縮めば、楽しみな事が沢山あります。
ギュッと縮んだデニムの質感、各部分のパッカリング、足全体のねじれ。
実際に洗ってみないと結果は分かりませんが・・・。
しかしここで、職人さんから一言。「生地の縮率とジーンズの縮みは違いますよ。」
言われてみれば、ジーンズはデニムを組み上げたもの。
そう単純じゃないですよね・・・。
私の考えは浅すぎる。浅すぎる。浅すぎる。