1st Test Sample Jeans 穿き込み480時間

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4生地の実践テスト用にを作成したクレイジーパターンのジーンズ。

1st Test Sample Jeansをしばらく穿き込んだので、レポートしたいと思います。

穿き込みデータ

  • 穿き込み時間:480時間
  • 洗濯回数:17回
  • 洗濯方法:洗濯機で10分洗濯モード(主に表向きのままで)
  • 洗剤:中性洗剤を少量

9月の暑い時期から穿き込んでいるので、かなり洗濯しています。

それでは、写真を見ながら考察していきます。

この写真では、何種類の生地を使っているジーンズに見えるでしょうか?
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4種類と言い当てる人は、まず、いないでしょう。
パッと見、2種類。注意深く見て3種類といった感じ。
肉眼で見ると、ほとんどの方が3種類と言うと思います。(写真ではうまく伝わりませんね・・・)

右足の15オンスは明らかに黒っぽいブルーです。インディゴに硫化染めで黒を足しています。これは分かりやすい。

左足の13.5オンスは、青さが強いです。50年代のジーンズをイメージしたブルー。

右コシ13オンス、左コシ14オンスは共に、13.5オンスに比べてやや淡い印象。きれいなブルーです。
両方とも、茶綿の上からインディゴをやや濃色で染色。タテ糸の太さも一緒です。
写真では伝わりませんが、右コシと左コシでは、右コシ13オンスの方が、僅かに濃く見えます。
タテ糸はまったく同じなのに見えかたが違うのは、おそらく右コシは、ヨコ糸に茶綿を使っているから。

後ろも同じ傾向です。
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クローズアップして見ていきます。
しかし写真に撮ると、かえって色の違いが分かりにくくなりました。
ご参考までに。

ベルトループ。
13オンス・タテヨコ茶綿。15オンス硫化染め黒足し。
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コインポケット周辺。
13オンス・タテヨコ茶綿。15オンス硫化染め黒足し。
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左フロントポケット周辺。
14オンス・タテ茶綿ヨコ白綿。13.5オンス・50年代ブルー。
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右モモ付け根。
13オンス・タテヨコ茶綿。15オンス硫化染め黒足し。
タテ落ち感の違いにも注目です。
13オンス・自然ムラ。15オンス・コンピュータームラ。
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左モモ付け根。
14オンス・タテ茶綿ヨコ白綿。13オンス・タテヨコ茶綿。
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お尻。
寄って撮影すると、色の違いが分かりにくい。
バックポケットの切り替え、ポケット周りのパッカリングの出かたに注目。
15オンスに比べて13.5オンスの方がいい出具合。
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コシの4生地が重なる部分。
今後、どこまで違いが出てくるか楽しみです。
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バックポケット。
生地感の違いが分かりやすい!
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ヒザ裏の切りかえし。
15オンスの色の違いだけは分かります。
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スソ。
どちらも素晴らしいネジレ、色落ち具合。
15オンスは予想以上にアタリが出ました。
ヘビーオンスほどアタリが出にくいと考えていましたが、これならOK!!
これは、Union Specialでスソ上げした効果が大きいと感じています。hands-onにスソ上げをお願いしました。
私のジーンズ「bridge」でも、hands-onのスソ上げを推奨します。
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4生地のタテ落ち感、織りムラ感。
皆さんはどれがお好み?

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ヒザ横。
ミミのアタリの出具合に注目。
今のところ、違いがわずかですが、今後の変化が楽しみです。
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以上、穿き込み480時間、洗濯17回のレポートでした。
以前の記事「皆さんなら、どの生地でジーンズを作りますか!?」を読んだ時から、考えが変わったでしょうか?

皆さんならどの生地でジーンズを作りますか!?

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