ちょっと前の話になりますが、岡山からこんな連絡が入りました。
「今、ちょうど型入れをしてるところなんです。少し本数が減りそうです。」
その数日後には、「予定より、たくさんの本数分が取れました」と。
生地に対して、たくさんのジーンズが作れるほど、私としては助かるので
「職人さん、ナイス!!!」と心の中でガッツポーズです。
皆さんは、型入れと聞いてどんな工程か、思い浮かびますか?
私は、裁断設備のある工場に行った事があるので、なんとなく分かります。
Youtubeで探したらこんな動画がありました。
これはデニムではなさそうですが、こんなイメージです。
ロール状のデニムを、台の上を往復させながら広げ重ねていく。
その上にデニムのパターン(型)を配置して、それに沿って裁断していくんですね。
一見、単純な作業のようですが、実際はどうでしょう?
この写真は、bridgeのウエスト30インチのパターンです。
全部で11パーツあります。
ジーンズを1本だけ作るなら、このパーツを並べて切ればおしまいですが、色々なサイズを沢山作るとなると話は別です。
bridgeのサイズは5サイズ展開なので、前身頃、後ろ身頃、バックヨークなどはサイズ分だけ必要です。
バックポケットなどは、28インチ用、30・32インチ用、34・36インチ用の3サイズ分必要です。
生地は1反単位で、しかもキバタなので長さが不ぞろい。
1度にカットできる生地の厚みもあるでしょうから、重ねられる枚数も限られる。
注文は、28インチを~本。30インチを~本、32インチを・・・。
複雑すぎて、自分でやる事を想像したら、頭が真っ白。
しかも、限られた生地で、なるべく多くの本数を取れるようになんて・・・。
販売する立場としては、生地を無駄なく使って、たくさんの本数分を取ってくれると、とてもありがたいです。
今回のbridge 2nd lotでは、職人さんの腕によって、予定より多くのジーンズが作れることになりました。
ありがとうございます!